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近所を自転車でポタリングするのがすきな親父が 日々独り言を記しています

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かかわらなければ路傍の人

今日は映画「風の舞〜ハンセン病の詩人 塔和子の世界」でも有名な
愛媛県生まれのハンセン病元患者の詩人 塔和子氏の紹介です

塔和子さんは庵治町の国立療養所大島青松園で暮らしてます
ここは民間の船便はなく、国営の船でしか行けない
15歳で国立療養所大島青松園に強制隔離され、
22歳で同じく園内に隔離され
同園に隔離されてすぐ名前を変え、親族とは一切縁を切り、
結婚しても強制的に断種させられるなど過酷な生活を強いられてきました。

完治したが、法律や、誤解に基づく偏見ゆえに、島を
出ることはできなかった。生きる証しと、詩作を始めます
およそ60年間もの長い間を園内で生活してこられました。

身は隔離されても、詩を通じて多くの人とかかわってきました
また、自分にかかわってくれた人々への感謝も、塔さんは謳う

――「ああ 何億人の人がいようとも かかわらなければ路傍の人」――

人は関わりあってこそ人であろう・・・
昨今の「関係ない」という無関心の風潮の社会にあって
オイラは今、差別やパーキンソン病と闘いながら、
命ほとばしる詩で人々に生きる希望を与えた塔和子さんの詩を
読んで欲しいと思う・・・


胸の泉に
かかわらなければ
  この愛しさを知るすべはなかった
  この親しさは湧かなかった
  この大らかな依存の安らいは得られなかった
  この甘い思いや
  きびしい思いも知らなかった
人はかかわることからさまざまな思いを知る
  子は親とかかわり
  親は子とかかわることによって
  恋も友情も
  かかわることから始まって
かかわったが故に起こる
幸や不幸を
積み重ねて大きくなり
くり返すことで磨かれ
そして人は
人の間で思いを削り思いをふくらませ
生を綴る
ああ
何億の人がいようとも
かかわらなければ路傍の人
  私の胸の泉に
枯れ葉いちまいも
落としてはくれない   「未知なる知者よ」より
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